今夏、県準優勝の習志野が、5回コールドで安房に快勝した。

先発の蓮見光太郎投手(2年)は、「自分は球威がなく、コントロールで勝負する投手。丁寧に低めに集めることを意識しました」と、ストライク先行で制球よく投げ、4回2安打無失点で後ろにつなげた。蓮見の好投に打線も奮起し、13安打11得点。「チームに流れを作れました」と胸を張った。

今夏の県大会は、スタンドからチームに声援を送った。決勝で専大松戸にサヨナラ負けすると、「ツメの甘さが出た」と、夏休みは徹底的に投げ込みと走り込みで体を鍛えた。「カウントが不利な状態でも、打者の打ちにくいところでしっかりストライクがとれるようになった。そこはしっかり投げ込めていると思いました」と、秋は背番号1を背負い、成長を見せた。

夏の悔しさを、秋へ。「目標は春の甲子園に行くことです」。エースらしく堂々と宣言した。