第96回選抜高校野球大会の選考委員会が大阪市内で行われ、出場32校が決定した。大会は3月8日に組み合わせ抽選が行われ、同18日、甲子園球場で開幕する。
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待ちに待った朗報に、東海大福岡ナインは歓喜の声を上げた。北海道から始まったセンバツ発表。チームは校内の多目的室で選考映像を見守った。ナインが着席してから約2時間後。出場32校のラストで校名が呼ばれた。
「うれしいです。ホッとしています。不安もありましたが、選ばれてよかった。(出場が決まったが)まだまだスタートラインに立ったばかり。勝てるようにやっていきたい」。井上和翔主将(2年)は春切符を手にして笑顔を見せた。チームにとっては7年ぶり3回目のセンバツ出場。前回出場の17年にベスト8入り。新チームは「前人未到」を合言葉に歴史を塗り替えるつもりだ。「目標はベスト8超え。自分たちのプレーをしっかりして、ベスト4、優勝を狙えるようにしたい」と、井上主将は早くも気持ちを高めた。
全校生徒へ甲子園出場の構内放送が流され、校舎には祝甲子園の懸垂幕も掛けられた。同校OBでもある中村謙三監督(37)も7年振りの選抜出場に気持ちを引き締めた。「チーム全員が同じ練習をして、全員がレギュラーという思いでやっている。(昨年の)秋季大会が終わってから長かった。出場できてホッとしていますが、同時に身が引き締まる思いです」。チームとともにグラウンドに出ると歓声を上げる選手たちに目を細めた。
身長187センチと長身のエース佐藤翔斗投手(2年)は、大舞台での好投を誓った。「甲子園では1人で投げ抜いて、チームを勝利に導きたい」。チームとともに夢舞台で新たな歴史に挑戦する。【佐竹英治】

