智弁和歌山の花田悠月内野手(2年)が衝撃の打撃を披露した。

今春センバツに初出場する耐久(和歌山)を迎えての練習試合。「4番三塁」で先発出場した花田が3打席連続本塁打を放った。先頭で迎えた3回の第2打席、甘く浮いたボールを逃さず左翼へ1発。4回1死二塁での第3打席も初球を左翼へと運んだ。極め付きは6回の第4打席だった。無死一塁で打席に入る花田の手には木製バット。初球を完璧に捉えると乾いた打球音を残してあっという間に左翼へフェンスオーバー。3打席連続本塁打の締めは木製での1発だった。

今春の公式戦から金属バットが新基準となり、従来よりも低反発のものとなった。多くの高校生が苦戦する中で、花田は木製で驚異のパワーを見せつけた。

3打席すべて耐久のエース冷水(しみず)孝輔投手(2年)から放った。冷水も「2本目はいいボールがいったと思った」と手応えを持ちながらも柵越えを打たれ、「狙われていたのかな」と反省。ただ、3本目に関しては「外のボール気味だった」と明かし、「高めに浮いてしまったのが致命的だった」と木製で放り込まれた1発を振り返った。

3球団4人が視察した練習試合。オリックス谷口スカウトは「1月に見たときからすごいバッティングをしていた。練習でもいい形で打てていた。なかなか3打席連続は見られない」と素材の良さを認めていた。

 

 

◆花田悠月(はなだ・ゆづき)2006年(平18)4月15日生まれ、和歌山県有田郡有田川町出身。田殿小では田殿少年野球クラブで野球を始め、吉備中では紀州由良シニアに所属。智弁和歌山では1年秋に背番号14でベンチ入りし、2年春のセンバツでは代打で出場。177センチ、79キロ。右投げ右打ち。