春夏通じて初甲子園を目指す創部6年目のノーシード校、福岡大若葉が今春県王者を6-4で下し、初の4強入りを決めた。22日の準決勝では福岡大大濠と悲願の福岡大系列校対決が実現する。就任4年目の土井誉仁監督(53)が「うちの野球は『ザ・筋書きのないドラマ』。シナリオはない」という「ノーサイン野球」で躍動。夏3度目のシード撃破を果たした。

象徴は1回だった。無死一塁から二盗失敗。だが、中前打で出塁した主将の2番藤川純乃介内野手(3年)が今度は1死一塁から二盗に成功。指揮官も「先頭が盗塁でアウトになって、次に初球で走るなんてありえない」というノーサインの二盗でチャンスメークした。ここから1死一、三塁と好機を広げ、4番山本惇仁捕手(3年)の右前打で2点先制。一気に試合の主導権を握った。

土井監督の「自主性を越える当事者性を持ちなさい」という教えが存分に発揮されての勝利。練習試合年間100試合や実戦形式練習の中で、自ら考える力を養った成果が出た。

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