青森山田のエース関浩一郎投手(3年)が、運を味方につけた。

4-2で迎えた9回2死一、三塁で打席には相手4番。「最終回、本当にきつい場面になって。野球やってきて感じたことないくらいのプレッシャーを感じてしまった」。右腕が重圧に立ち向かいながら投じた6球目は、左翼線を抜けた。

三塁走者に続き一塁走者も生還し、同点に追い付かれたかに見えたが、打球は外野フェンスの隙間を抜けていた。判定はエンタイトルツーベース。一塁走者が三塁に戻り、首の皮一枚つながった。「エンタイトルツーベースになって良かった」。胸をなで下ろした関は、続く5番打者に全球直球勝負。この日に自己最速を3キロ更新する152キロをマークした自慢の直球で3球三振に切って取り、雄たけびをあげた。

8強の春センバツに続く2季連続、夏は7年ぶり12度目の出場。勝利の女神を味方につけた青森山田が、いざ甲子園へ乗り込む。

◆青森山田 1918年(大7)創立の私立校。生徒数は1116人(女子358人、7月1日現在)。サッカー、卓球、バドミントンなどで全国優勝経験がある。野球部は54年創部で、部員数は86人。主なOBは阪神木浪聖也、巨人堀田賢慎ら。甲子園は春3度、夏は12度目の出場。青森市青葉3の13の40。花田惇校長。

各地区開催日程、組み合わせなど【高校野球 夏の地方大会2024】特設ページはこちら>>