日本が世界の舞台で“忍者走塁”を披露した。1次ラウンド最終戦でプエルトリコと対戦。2回、2死二塁の好機に坂本慎太郎投手(3年=関東第一)がセーフティーバント。相手守備陣の乱れに乗じて二塁走者の横山悠捕手(3年=山梨学院)が本塁を陥れ1点を先制した。日本のお家芸、スモールベースボールで1次ラウンドを全勝。1位通過で決勝ラウンドへ弾みをつけた。
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相手のスキを突く走塁は、まるで忍者のようだった。2死二塁から坂本が三塁前へセーフティーバント。「全力疾走で一塁を駆け抜けたら二塁ベースが空いていた。三塁も空いていたので」。坂本の動きに三塁手と捕手が気を取られている間に、三塁走者が本塁突入。タッチをかわしスライディングで先制した。
巧みなバットコントロールとスピードあふれる走塁は、坂本が得意とするプレーだ。しかし、この3戦では視野が狭くなり、自分らしさが影を潜めていた。「岡部や藤森に周りが見えていないと言われて。それを意識しました」。全体に目を配りながら、次の塁を狙い相手のミスを誘った。
チームはここまで、全力疾走で一塁を駆け抜け相手にプレッシャーをかけるプレーを徹底。坂本が象徴するプレーで勝利に導いた。日本らしい野球でもぎとった勝利を自信に、連覇へ向け力強く突き進む。

