開志学園が新発田農を10-4で破り、3回戦に駒を進めた。身長186センチの9番上原尚投手(2年)が、1-0の2回裏2死二塁で中越えの適時三塁打を放ってチームを勢いづけた。ピッチングでは6回表2死から崩れたものの、3失点に抑えた。日本文理は加茂暁星を4-3で振り切った。先発の染谷(そめや)崇史投手(2年)が4点リードの8回裏に3点を返されたが、粘りの投球を見せた。

開志学園は186センチ、体重100キロの上原投手が、規格外のパワーを見せつけた。まずは公式戦初打席の1打席目。1-0の2回裏2死二塁で、中堅手の頭上を高々と越える長打を放った。一気に三塁ベースまで激走。初打点にド派手なガッツポーズを繰り返した。「今回はたまたま。でも当たったら遠くに飛ばす自信はありました」と、納得の一打を笑顔で振り返った。

マウンドでは直球と、縦に曲がる変化球を織り交ぜて6回裏2死まで無安打ピッチングを続けた。ところが、直後の四球と2連打、味方のミスも絡んで3失点(自責点2)で降板。「ノーヒットで舞い上がって気が緩んでしまった。集中力が足りなかった。すみません」。苦笑いで反省したように、まだまだ粗削りではあるが、ポテンシャルは秘めている。川上大輔監督(36)は「将来性がある。5回でスピードが落ちたが、2点以内はOKだった。自分で崩れた訳ではないし、安心して見ていられる」。次戦以降も期待し続ける。

3回戦(18日)は十日町と対戦する。「次は気を引き締めて最後まで投げ切りたい」と上原。次も才能の片りんを見せつける。【小林忠】

○…日本文理は先発の染谷が8回127球を投げて8安打3失点と粘りの投球を見せた。鈴木崇監督(45)は「同じようなシチュエーションで練習するより、公式戦の方がいい教材、栄養剤になることは間違いない。よく投げた」と合格点。染谷も「まだまだスタミナ不足。ここで満足せずに、もっと上のレベルを目指す。この一戦を忘れるぐらいに気持ちを入れ直し、次の試合に臨む」と切り替えた。