2年ぶりセンバツ出場と秋の大阪王者を目指す大阪桐蔭が金光大阪を破り、12年連続で近畿大会出場権を獲得した。

エースで最速152キロ右腕の吉岡貫介投手(2年)が9回107球2安打14奪三振完封勝利で、チームを近大付との決勝に導いた。

細身ながら、ストライク先行でこの日は150キロに迫る速球で7回まで完全投球。8回先頭に安打を許し、「後半から、変化球の割合を増やした」とチェンジアップや直球と同じ腕ぶりのスライダーを投げ、失点を許さなかった。

今秋から背番号1。「エースとして、やっていかなあかん」と腹をくくり、“中野大虎イズム”を継承した。同校の前エース兼主将で、U18では副将だった中野さながらの覚悟を持ち、2年ぶりセンバツ出場を目指す。「エースの重みを考えることはありますけど、自分のことをして、チームのことも考えています」。

試合前日、仲間とお気に入りの楽曲で気分を上げた。ラッパーのちゃんみな(26)プロデュースの7人組グループ・HANA「Burning Flower」をサビ「あちちちちち あっちー あっちー」の歌詞に合わせて、寮の食堂に集まった全員とノリノリで踊り、盛り上がった。

吉岡の快投でチームに、「あちちちちち」な12年連続の近畿切符をもたらした。【中島麗】

◆吉岡貫介(よしおか・かんすけ)2008年(平20)10月8日生まれ、大阪府大東市出身。小3でジュニアサンダーズで野球を始め、中学時代は大東畷ボーイズに所属。大阪桐蔭1年秋でベンチ入り。好きな食べ物は、母が作った豚キムチ。身長174センチ、体重74キロ。右投げ右打ち。