昨夏の甲子園で日本一になった沖縄尚学が「神宮大会枠」に救われて2年連続のセンバツに選出された。史上4校しか達成していない夏春連覇へ、スタートラインに立った。

昨夏の甲子園で優勝に導いた左右両腕が帰ってくる。左の末吉良丞と右の新垣有絃(ゆいと、ともに2年)がチームを引っ張る。

昨秋は沖縄大会で優勝。4枠ある九州大会では準々決勝の神村学園戦に1-4で敗れ、センバツ出場を確実なものにできなかった。ただ、九州王者となった九州国際大付が明治神宮大会で優勝。神宮大会枠は九州となり、4から5枠に増えた。

例年であれば4枠のため、九州大会で8強止まりだった4校は選出が厳しかった。ただ、今年はそこから1校が選ばれる形となり、沖縄尚学の選出につながった。

九州8強敗退で一時はセンバツ出場も危ぶまれたが、運も味方して3季連続の甲子園をつかんだ。夏春連覇は広島商、中京商、法政二、池田の4校しかなし得ていない夏春連覇へと挑む。

 

◆末吉良丞(すえよし・りょうすけ)2008年(平20)11月18日生まれ、沖縄県浦添市出身。小学2年で野球を始め、仲西中では軟式野球部でプレー。沖縄尚学では1年夏からベンチ入り。昨夏の甲子園優勝。9月のU18W杯(沖縄開催)で準V。最速150キロ。遠投110メートル。175センチ、91キロ。左投げ左打ち。

【センバツ特別枠】

◆21世紀枠 01年導入。推薦校は秋季都道府県大会の16強以上(加盟129校以上は32強以上)が対象。練習環境のハンディ克服、地域への貢献など野球の実力以外の要素も選考基準にしている。07年まで2校、08年から23年まで3校を選出(85回記念大会の13年と、明治神宮大会中止に伴い神宮大会枠がなかった21年は4校)。24年から東日本、西日本の地域に関係なく2校に変更された。

◆神宮大会枠 03年導入。明治神宮大会優勝校が所属する地区に出場枠1を割り当てる。昨秋は九州国際大付(福岡)が優勝し、九州地区に1枠が加わった。

 

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