新ルールを使いこなすのは、どこの学校か-。今回のセンバツから新たにDH制が採用される。投手の負担軽減はもちろん、選手の出場機会の増加などメリットが大きいと言われている。新基準の低反発バットへ徐々に対応してきた球児たちが、DH制を活用して攻撃にどう厚みを持たせるかに注目だ。

前回大会は出場32校がすべて登場した1回戦16試合を終え、フェンスオーバーの本塁打が「0」という衝撃があった。その後は柵越えが生まれ、終わってみれば31試合で6本(ランニングHR2本含む)と、24年大会の2本から倍増した。総得点は285点に達し、過去20年で17年(333点)、18年(331点)に次ぐ3番目の多さとなった。低反発バット導入3年目の今大会は、DH制を追い風に得点力のアップが期待できそうだ。

今大会は昨秋を無敗で制した明治神宮大会王者の九州国際大付が優勝候補の本命か。古城大翔(だいと)内野手と赤間史弥外野手(ともに2年)のプロ注目スラッガーを擁する花巻東、投打二刀流の菰田陽生内野手(2年)を擁する山梨学院、15年ぶりに甲子園の舞台に帰ってくる帝京なども実力上位だ。さらに昨夏の甲子園を制した沖縄尚学や甲子園常連の大阪桐蔭、センバツ連覇を狙う横浜など強豪がひしめく。3月6日の組み合わせ抽選会では、初戦から好カードが続出するかもしれない。【平山連】

◆指名打者(DH)制 DH(Designated Hitter)は投手に代わって打撃を行い、高校野球では今季から採用される。DH制を使うかどうかは試合前に申告が必要。試合途中からDHを使うことはできない。先発投手がDHを兼ねる「大谷ルール」は降板後もDHを継続できるが、再登板できない。

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