21世紀枠で出場の長崎西が甲子園練習を行った。生まれつき左手首の先がない平木悠喜外野手(2年)も甲子園に踏み入れ、「楽しかったです。テレビで見ていた場所で自分がプレーできて、特別感を感じれて本当に甲子園に来たんだなと思いました」と目を輝かせた。
足の速さとバントのうまさから初めてベンチ入りした。「今まで頑張って良かったなと思って、とてもうれしかった」と背番号20を背負う。宗田将平監督(51)も「足があるし、バントもできる」と期待を寄せる。
この日の甲子園練習ではハンディを感じさせない姿を見せた。右手にはめたグラブで捕り、素早くグラブを外して右手で返球。走塁練習も行い、「個人的な目標は盗塁したい」と意気込んだ。
昨夏は県岐阜商の横山温大(はると)外野手(3年)が生まれつき左手の指がない中で大活躍し、同校4強入りに原動力となった。平木も見ており、「ほかの健常者よりも活躍できるなら、自分もできるんじゃないかなって頑張ろうと思えました」と力に変えた。
初戦は20日に滋賀学園と対戦する。「同じような体の人に自分のプレーで1人でも元気を与えられたら。家族とかいろいろ支えてくれる人とかに感謝の気持ちを持って全力でプレーするところを見せたい」と力を込めた。

