花咲徳栄(埼玉)が東洋大姫路(兵庫)を逆転で破り、春16年ぶりの白星を挙げた。両校は03年春の準々決勝で対戦。引き分け再試合の末、東洋大姫路がサヨナラ勝ち。花咲徳栄が23年前のリベンジを果たした

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花咲徳栄は8回、1死満塁から2番鈴木の遊ゴロの間に2人が生還。3-1と勝ち越し「2ラン遊ゴロV打」となった。スタートしていた一塁走者・岩井の二塁到達が早く、併殺を奪えなかった相手遊撃手は一塁に送球。打者アウトになる間に、三塁走者に続いて二塁走者の代走更科が好走塁で本塁を踏んだ。

センバツでは04年に鵡川・山下が八幡浜戦の6回、2打点付きの遊ゴロを記録した例などがある。夏の大会では73年広島商・佃が日田林工戦で逆転2ランスクイズ(V打)、18年には金足農・斎藤が近江戦で逆転サヨナラ2ランスクイズ(V打)を決めた。アウト1つの間に2点V打といえば、プロでは日本ハム近藤(現ソフトバンク)が19年8月25日オリックス戦で「中ゴロ2点V打」というのがあった。3回1死満塁。中堅手が1度は捕球も、こぼしてフェンスに当たり再び捕球。その間に2者が生還。完全捕球と勘違いした一塁走者大田は戻ってしまい、二塁封殺で中ゴロが成立した。【織田健途】

◆両校の前回対戦 03年春の準々決勝で東洋大姫路はベトナム国籍の左腕グエン・トラン・フォク・アン、花咲徳栄は福本真史がともに当時の規定上限となる延長15回を2失点で完投して引き分け。アン191球、福本220球だった。翌日の再試合も延長戦になり、アンと福本は救援登板。10回裏に3番手福本がサヨナラ暴投で力尽き、東洋大姫路が6-5で4強入りした。

◆引き分け再試合の雪辱 花咲徳栄は03年春に引き分け再試合となった東洋大姫路戦で敗れていた。甲子園の引き分け再試合は過去24度あり(16度、夏8度)、同じカードの再現は37年春の岐阜商5-2愛知商、11年夏の作新学院6-3八幡商に次いで3度目。再現試合で雪辱したのは花咲徳栄が初めて。

【センバツ】専大松戸が3年ぶり、日本文理は15年ぶり、花咲徳栄は16年ぶり白星/詳細