日本文理(新潟)は21世紀枠の高知農を8-1で下し、15年ぶり白星をつかんだ。
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大舞台で一冬越えた成果を見せた。新潟勢の15年ぶりの初戦突破に導いたのは、染谷崇史(3年)だった。高知農打線に自己最速を4キロ更新する136キロの直球で押し、カーブやスライダーなど変化球を投げ分け7回4安打1失点。「最初は球数が多くなりましたが、後半は簡単に打ちとれた」と納得顔を見せた。
バットでも貢献した。「7番投手」で迎えた2回1死一、三塁。右翼に飛距離十分の飛球を打ち上げ「強く振って外野に飛ばすことだけを考えました」と先制点をもたらした。今大会から採用のDHが使われなかったことには「冬前の早い段階からDHは使わないことを言われていたので、試合中は投げる時も、打つときも呼吸を整えることだけを意識していました」と忠実に役目を遂行した。
信頼は揺るぎない。鈴木崇監督(45)は「2番手以降に多少なりとも不安がある中で、染谷は降ろせない。最終的にレフトに残す選択もあった」と明かす。投手と打者を兼務する「大谷ルール」を利用することにも消極的で「再登板ができないことがチームとして痛手になる」と捉えた。絶対的エースの負担を軽減するために-。次戦も攻撃陣の奮起が欠かせない。【平山連】
◆新潟県勢の春最多得点 日本文理が8得点。新潟県勢のセンバツでは11年日本文理8-1香川西に並ぶ最多得点。
◆新潟県勢が4勝目 新潟県勢はセンバツ通算4勝目(4勝は全て日本文理)。全国47都道府県では春の勝利が最も少ない(2番目は佐賀県の6勝)。

