<高校野球茨城大会:波崎柳川11-0高萩清松>◇12日◇1回戦

 最速145キロを誇る本格派右腕、肥後勇輝投手(3年)が5回までを投げ1安打0封、毎回三振を奪う活躍をみせ、チームは7回コールドで快勝した。

 初回の投球練習中、球審から2段モーションの指摘を受け、「投げ方が分からなくなった」と話すも、この日は最速142キロをマーク。日本ハムの今成スカウトは「力強い直球を投げる。脚や尻まわりも柔らかそうな筋肉をしている」と評価した。対戦した高萩清松の小室雅人投手(3年)は肥後について「球がとにかく速くて良い投手だった。このままずっと勝ち進んでいってほしいです」と涙を浮かべながらも、勝者をたたえた。

 次戦登板については「時間はあるので、フォームを直して1戦1勝で頑張ります」と意気込んだ。