<高校野球神奈川大会:平塚学園3-2桐蔭学園>◇28日◇準決勝◇横浜

 平塚学園が優勝候補の桐蔭学園にサヨナラ勝ちし、98年以来15年ぶりの決勝進出を決めた。

 初回にエラーから2失点するも、先発の熊谷拓也投手(3年)が粘投。9回8安打4四死球と打ち込まれたが、要所を締め、自責点0でチームに流れを呼び寄せた。

 熊谷の力投に応えるように2-2で迎えた9回裏。打線が2死一、三塁の好機をつくると大谷楓内野手(3年)が左中間を破るサヨナラの適時二塁打を放ち試合を決めた。熊谷は「要所を押さえて流れを持って来られた。横浜はいいチームなので自分の力を出せれば」と喜びに浸る間もなく、決勝へ気持ちを切り替えた。