<高校野球福岡大会:九州国際大付12-1西田川>◇6日◇2回戦◇北九州市民

 プロ注目のスラッガー、九州国際大付・清水優心捕手(3年)が、夏第1打席でいきなりの1発を放った。

 初回、2死二塁で打席に入ると、左中間へ強烈な一打。スタンドでボールが弾むと、球場が沸いた。「ランナーをかえすことだけを考えてた。最後の夏だし、気持ちも集中していた」。

 雨の中、ネット裏につめかけていたプロのスカウトらをうならせた先制2ランで、チームの5回コールド勝ちを導いた。今夏で退任することが決まっている若生正広監督(63)も「清水の1発が大きかった」と目尻を下げた。