<高校野球福岡大会:西日本短大付12-4東海大五>◇19日◇5回戦◇筑豊緑地

 ドラフト上位候補の最速150キロ右腕、西日本短大付・小野郁(ふみや・3年)は「血染めの力投」で準々決勝へ導いた。

 右手中指の豆が6回途中につぶれ血が出た。だが炎天下でも屈しない。最後まで今大会最多173球を投じ踏ん張り、気迫の9回4失点完投勝利。

 小野は準々決勝の九州国際大付戦へ「打撃のチームなので低めに集めたい」と気合十分だった。