<高校野球徳島大会:鳴門9-4川島>◇27日◇鳴門オロナミンC球場

 鳴門が終盤で粘る川島を振り切り、4季連続、夏は2年連続8度目の甲子園出場を決めた。

 1回に4長短打などで3点を先制し、主導権を握った。選抜大会でも2回戦・宇都宮商(栃木)戦で1失点完投勝利を挙げたエース板東湧梧(3年)が、この日も4失点で最後まで投げ抜き、初戦(2回戦)から大会全4試合完投。森脇稔監督(52)は「先制、中盤で追加点、最後にダメ押しと理想の勝ち方」と振り返った。

 河野祐斗主将(3年)も「鳴門らしい打撃が出た」と笑顔を見せた。11年秋から県内公式戦は無敗。この優勝で県内の連勝を19にまで伸ばし、あらためて県内無敵を証明した。

 ◆鳴門

 1909年(明42)創立の県立校。生徒数は1013人(女子590人)。野球部は11年創部。部員数57人。甲子園出場は春8度、夏は8度目。主なOBは西武潮崎哲也2軍監督、巨人秦真司バッテリーコーチら。所在地は徳島市撫養町斎田字岩崎135の1。佐光康彦校長。