興南(沖縄)-大垣日大(岐阜)は雨天中止になり、準決勝が2日間にわたって行われるのは72年以来、38年ぶりとなった。

 興南・島袋洋奨投手(3年)にとって「恵みの雨」となった。雨天順延のおかげで3連投を回避。貴重な休養日ができた。だが「試合の準備をしてきたので雨の中でもやりたかったけど、しようがないという感じです」と残念そうな表情も浮かべた。準々決勝後、宿舎に戻ってからはマッサージなど体のケアに時間をかけ、相手のビデオを見る時間がほとんどなかった。左打者が8人並ぶ大垣日大打線をじっくり研究する時間ができたこともあり「ビデオを見れば攻め方も変わってくると思う」と気持ちを入れ替えていた。