<高校野球奈良大会>◇27日◇準決勝

 智弁学園が5-5で迎えた延長13回、竹邑典之左翼手(3年)の左越え決勝ソロ本塁打で奈良大付を突き放し、そのまま6-5で勝利。2年ぶりの決勝進出を決めた。

 智弁学園は2番手青山大紀投手(1年)の力投が流れを呼び込んだ。4-5の6回裏から登板し8回3安打無失点。智弁学園・小坂将商監督(32)は「あの子がすべて流れを変えた」と1年生リリーフ投手をほめた。

 智弁学園は延長13回無死、8番竹邑が奈良大付・松田浩幸投手(3年)の195球目の直球を振り抜き、左翼席に本塁打を放って試合を決めた。敗れた奈良大付の松田浩投手は「左ひじに痛みがあったけど、言い訳にはできない。すべて自分の責任」と結果を悔やんだ。