全国高校野球福島大会の組み合わせ抽選会が24日、郡山市内で行われた。現3年生が生まれた92年以来、18年ぶりの1勝を目指す坂下(ばんげ)は、13人で夏に挑む。メンバー不足を解消するため、勝ち星で「新入部員募集」をアピールする。

 「4の呪縛(じゅばく)」から脱出を図る夏が始まる。坂下の夏の通算成績は4勝44敗。最後に勝利を挙げたのは、青柳佳佑(けいすけ)主将ら3年生が生まれた92年のことだ。「4勝44敗も(勝てば)18年ぶりも全部知っています」。チーム内では「連敗ストップ」が合言葉だ。「4」並びから逃れ、青柳のラッキーナンバーである「7」勝すれば聖地にたどり着く。

 もう1つ、「絶対に負けられない理由」がある。3年生5人が引退すると部員は8人となり、今のままでは秋季大会へ出場できない。8月下旬からは、青柳らもチラシやポスター片手に1、2年生の教室へ入部願いの「演説」に出向く予定。特に1年生部員が1人ということもあり、ルーキーを追加獲得したい。それでもダメなら、バスケット部などからの「補強部員」もいとわない。青柳は「どれだけ効果があるかはわかりませんけど、やれるだけやる。夏勝つのが一番いいです」と力を込めた。晴れ舞台での勝ち星こそが、部員獲得には最高のアピールとなる。

 1回戦は橘と対戦する。「どんな相手かわからないけど、とにかく勝ち続ける」。連敗ストップ、秋季大会出場-。すべては、この夏にかかっている。【湯浅知彦】