<高校野球和歌山大会>◇23日◇準々決勝

 6年連続の甲子園を目指す智弁和歌山が箕島を4-2で下し、4強進出を決めた。3点リードの9回裏2死満塁で、2番手の上野山奨真投手(2年)が箕島の代打・猪本洸生捕手(3年)に右前打を浴び、2点差に迫られ、なおも満塁。しかし、上野山が後続を断った。6回に左越え2ランを放った主将の城山晃典中堅手(3年)は「残塁が多くて、僕たちの野球ができなかった。でも、執念でした」。先発した1年生右腕の蔭地野(おおじの)正起投手が4回無失点。下級生の奮闘に、城山も「頼りになります」と話した。