DeNAアレックス・ラミレス監督(43)が、開幕投手を競わせる。

 8日、神奈川・横須賀市の練習場で行われた新人合同自主トレを視察。新人10人のスタートを見守り「よく仕上がっている」と笑顔を見せた。

 昨年は、同自主トレ初日に開幕投手を明言したが、今季は違った。「4人の候補がいる。石田、浜口、今永、ウィーランド。誰が開幕投手でエースなのか、3月中に結論を出す。競い合って、勝ち取ってほしい」と、競争を促した。

 昨季チーム最多となる11勝挙げた今永昇太投手(24)にも、特別扱いはしない。「こちらからエースの称号を与えるのではなく、勝ち取ってほしい。今永も11勝で『俺がエースだ』という態度を出していたら、エースにはなれない」とキッパリ。3月30日ヤクルト戦(横浜)での開幕まで約2カ月半。実績や経験は関係なく「若いチームだから、これまでの成績よりもコンディションが大切になると思う」と、真剣なまなざしで話した。