オリックスのアンドリュー・アルバース投手(33)がカナダに帰国した。来日1年目の今季は8月18日に腰痛で戦列離脱も、そこまで先発ローテーションの軸で投げて9勝2敗。8月10日には推定年俸約2億円で、来季から新たに2年契約を勝ち取った。契約延長に好成績を携え、うれしいオフを迎えることになった。

一方で、オフに7年間続けてきた母校ジョン・ポール・セカンド高での数学、フランス語の臨時教員を今年は廃業することに。生まれ育ったサスカチュアン州への恩返しで続けてきたが、カナダの税制順守であきらめなければならなくなった。「生徒たちと会えなくなるのは寂しいね」と苦笑したが、教職への情熱もすべて野球に注いで来季に備える。「西村新監督のもとで野球をするのを、すごく楽しみにしている。チームに貢献したい」と熱く語って大阪をあとにした。