ソフトバンク打線が得意の西武菊池を攻略した。1点リードされた4回2死満塁。1番川島慶三内野手が左前へ逆転の2点適時打。「打ったのはカットボール。逆転されて、すぐだったので、逆転できてよかった」と一塁ベース上で喜びを爆発させた。

さらに続く上林が同じくカットボールをとらえ、中堅手秋山の横を抜ける2点三塁打。「(川島)慶三さんが打って逆転した後でしたが、追加点がほしいところだったので、打ててよかった」。3番グラシアルもカットボールを強烈な打球で三遊間を破る適時打を放った。4回に打者9人、2死から一気に5点を奪った。菊池は5回、104球で6失点で降板。

菊池には今季レギュラーシーズン最後の対決となった9月28日に通算19試合目で初白星を献上した。しかし下克上日本一を狙う大事な初戦で、豪快にKOを食らわせた。