202発打線のソフトバンクが本塁打なしの16安打10得点の猛攻で第1戦を快勝した。1位西武のアドバンテージを含め1勝1敗のタイとなった。

工藤公康監督(55)は「初戦は本当に大事。それを取れたのは、選手がよく頑張ってくれたということ。ここからもう1度、どちらかがあと三つ勝つか。まずは明日。先を見ずに」と喜んだ。

菊池を4回に攻略。5回6失点でKOさせた。シーズン最後に対戦した9月28日に通算19度目で初白星を献上したが、大事なCSファイナル初戦でやり返した。

西武の2番手以降の投手からも4点を追加。工藤監督は「5点を奪ったので、そのままというよりは、みんながもっと点を取るんだと分かっていた」と、山賊打線が反撃できないように、攻め続けた打線をほめた。「あの(西武)打線に4点なら上等。バンデンハークも我慢して投げてくれた」と、先発バンデンハークやリリーフ陣の踏ん張りもねぎらった。