名古屋商大硬式野球部の中村順司総監督(72)が12月末で退任することが11月30日、分かった。19年の年明けからはフリーの立場で、野球の指導に携わる。

中村総監督は、母校のPL学園(大阪)の監督を18年間務め、98年センバツ4強を最後に退任。甲子園春夏6度の優勝を果たし、桑田真澄(元パイレーツ)清原和博(元オリックス)立浪和義(元中日)ら多くの名選手をプロ野球界に送った。

98年から母校の名古屋商大監督に着任し、16年から総監督に。常々、退任後の夢として「いずれは、子どもたちに野球の楽しさをじっくり伝えて行きたい」と、幅広い年代を指導する希望を温めていた。年明けからは家族の住む関東に拠点を移し、未来を担う人材育成に力を注ぐ。