異色の「着ぐるみ始球式」が行われた。アイドルグループ「モーニング娘。'19」の牧野真莉愛(18)が試合前にセレモニアルピッチ。自身4度目の始球式は日本生命セ・パ交流戦の硬式キャラクター「セカパカくん」ならぬ「まりパカ」として、アルパカ風の着ぐるみを着込んでの投球だった。

打者柴田、捕手嶺井に対し、着ぐるみ姿で全力投球。一塁側に大きく反れて2バウンドになり、フォームの勢いの強さでポニーテールの部分が落下。しかし、25度以上の気温の中、モコモコの「まりパカ」姿でのピッチングに球場から大きな拍手が起こった。始球式後、「髪の毛のセットが…」と苦笑いを浮かべたが、「本当はマウンドの前から投げるはずだったのですが、練習して18・44メートル行けるなと思って、マウンドから投げさせてもらいました。点数は70点。合格点ですね」と喜んだ。

この日は直球を投げ込んだが、現在魔球の習得に取り組んでいると明かし「ボールの握り方を研究しています。ナックルだったり、シャーザー投手のように爪を立ててのナックルカーブだったり。ダルビッシュ投手の球種の本を買って勉強しています」と七色の変化球を習得することを意気込んだ。