ソフトバンクが首位攻防第2Rも制し、2位日本ハムを3・5ゲーム差と突き放した。休養の今宮に代わって2番に入った明石健志内野手(33)が先制二塁打を放つなど初回に4得点を挙げ、試合の主導権を握った。自身も腰に不安を抱えながら、故障者続出のチームを支えている。札幌ドームでは今季6連勝で7勝1敗。再び首位快走モードに入った。
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ソフトバンクが強烈な先制パンチで、首位の座をがっちりと守った。
初回だ。1番牧原が中安打で出塁すると、3試合ぶりスタメンの2番明石が「高めの球をしっかりたたいた」と直球を逃さず右中間へ運んだ。先制のタイムリー二塁打。一塁から牧原が快足を飛ばし一気に生還した。明石は内川の右飛で三進。デスパイネの詰まった遊ゴロで、前進守備をかいくぐり2点目のホームへ滑り込んだ(記録は遊野選)。上林にも2点打が飛び出し、初回の4得点が試合の流れを決めた。
左太もも痛を抱える今宮が休養のためスタメンを外れた。代わりに先発した明石も、今年2月に手術を受けた腰に不安があり、2試合の休養明けだった。飛行機での移動中は絶対に眠らないと決めている。寝ている時に、不意の動きで腰痛を悪化させる危険性があるからだ。この日、工藤監督は明石を7回の守りから交代させた。他にもベンチには故障を抱えながら戦っている選手が多い。「トレーナー、コーチとみんなで情報を共有して使っていきたい」と勝負の9月に戦力ダウンを避けるため、やりくりが続く。
札幌ドームでは6連勝。初回に見せた攻撃のように、牧原や明石、同球場でランニング本塁打を記録したことのある上林ら走力のある選手が広いフィールドを駆け、得点を重ねている。8月に入って3連勝。工藤監督は「初回の攻撃は非常に大きかった。明石が内野ゴロで生還したのもナイス走塁だった。月が変わればすべてが変わる。いい戦いができている」と勢いを取り戻しつつあるチームに手応えを見せた。首位攻防第3戦も勝ち、2位日本ハムをさらに突き放していく。【石橋隆雄】
◆明石健志(あかし・けんじ)1986年(昭61)1月9日、北海道旭川市生まれ。山梨学院大付では甲子園出場なし。03年ドラフト4巡目でダイエー入団。04年5月2日近鉄戦でプロ初出場。12年に球宴出場。日本シリーズには5度出場し、15年は優秀選手賞を獲得。17年オフに3年契約を結んだ。今季推定年俸1億円。175センチ、66キロ。右投げ左打ち。



