オリックスがパドレス傘下の3AからFAとなっているアデルリン・ロドリゲス内野手(28)と契約合意が間近であることが29日、分かった。福良GMが「(交渉は)詰めの段階」と話した。

ドミニカ共和国出身のロドリゲスはメジャー経験はないが、マイナー通算174本塁打の右のスラッガー。今季初めて3Aに昇格し、75試合で打率3割2分1厘、19本塁打、64打点をマークした。主なポジションは一塁手(マイナー通算510試合)だが、三塁でも同452試合に出場した。

3年間で69本塁打を放ったロメロは安定感に欠け、退団が決定的。球団は右の新助っ人獲得に動いていた。福良GMは12月2日に日本をたち、米国でのウインターミーティングに向かう見込み。「それまでにメディカルチェックがクリアになっていれば、(現地で)正式契約をしてきます」と説明。最下位からの逆襲を託す新大砲を自らゲットする。

◆アデルリン・ロドリゲス(Aderlin Rodrigues)1991年11月18日生まれ、ドミニカ共和国出身。08年にメッツと契約。09年からマイナーリーグでプレーし、メジャー経験はない。今季初めて3Aに昇格した。192センチ、95キロ。右投げ右打ち。