6月19日に開幕するプロ野球が全選手にPCR検査を実施することを決めた。8日、日本野球機構(NPB)はJリーグとの「第9回新型コロナウイルス対策連絡会議」を開催。専門家から開幕前と開幕後も定期的にPCR検査を行うことを提言され、12球団代表者会議で合意した。斉藤惇コミッショナーは「安全な試合開始に向け、しっかり準備を進めたい」と話した。

巨人が抗体検査を契機にPCR検査を受けた坂本と大城の陽性が判明したが、NPBはPCR検査を最初から行う方法を主導する。以前は鼻咽頭から採取するため医療従事者への感染リスクも高かったが、唾液による採取が認可された。1検体約2万円で全選手、首脳陣、スタッフ、審判員らに対し、開幕前に約2000人規模に行うとみられる。開幕後も1カ月に1度、の頻度で受ける。発熱など体調異常の場合も緊急対応検査として受けることを提言された。

復帰の基準も議論された。症状のあった者は回復後も復帰前にPCR検査を受けることが原則。また現在の行政指導では陽性から回復した後も自宅待機などで14日間の経過観察が求められるが斉藤コミッショナーは「厚生労働省や関係者と相談しながら健康な状態に戻り、陰性が確定したら(速やかに)戻れるようにしたい」と話した。

開幕前のPCR検査で陽性者が多発した場合は専門家メンバーの舘田氏は「走りながら考えて変えていかないと」と言う。巨人は坂本らの陽性が判明し、3日のヤクルトとの練習試合を中止した。賀来氏は「安全を期して中止していただいた方が良かったと今でも思っている」と話した。公式戦で起きた場合の想定に斉藤コミッショナーは「状況がいろいろあるので先に決めるわけにはいかない。すぐに臨時実行委員会を開催する」と臨機応変とする。

▽ソフトバンク三笠取締役GM 施行細則が出ていないので詳細は分かりませんが、12球団で統一した検査を実施するというのは良いことだと思います。引き続き感染防止に努めていきます。

▽中日加藤球団代表 NPBが基本的に段取りをすることになっている。スタッフを含め全員やると解釈している。(検査機関は)だいたい打診はしてメドは立っている。(ナゴヤドームでの隔離部屋の準備は)している。部屋は作っている。