#平田真吾初勝利チャレンジ DeNA平田真吾投手(31)が5回3安打2失点の好投でプロ7年目、通算130試合目で待望の初勝利を手にした。「立ち上がりはコントロールにばらつきがありましたが、2回以降はうまく修正することができました。野手の守備に助けられ、試合をつくることができて良かったです」と冷静に投球内容を振り返った。

18年4月11日の巨人戦以来、約2年半ぶりの先発マウンド。同点の4回に巨人丸にソロ弾を浴びた直後の5回の攻撃も先頭打者として打席に入った。中継ぎ登板が主戦で打席数が少なく、今季ここまで無安打。一方、4回まで2安打2失点で好投。68球と余力は十分だっただけにラミレス監督は続投を決断した。5回は先頭立岡に安打を許し、松原への四球で2死一、二塁のピンチを招くも、ウィーラーを空振り三振に仕留めて切り抜けた。

5回を投げ抜いた平田に打線が援護で応えた。6回先頭の宮崎が二塁打で出塁。オースティンが四球でつなぎ、佐野が相手失策を誘う一ゴロで同点。1死一塁からロペスが「完璧なスイングをすることができた」と2戦連発となる6号2ランで逆転。ソトも「すごーい! 本塁打を狙っていました」と、2者連続の19号ソロで一挙4点の猛攻で“金星”が転がってきた。

6回は伊勢、砂田。7回から勝ちパターンを投入。エスコバー、石田、最後は三嶋が締めて、平田の初勝利へとつないだ。まさに、ブルペン陣の力を結集させた“ブルペンデー”を完成させた。

平田はプロ通算130試合目で悲願の初勝利をマークした。00年近鉄柴田佳主也が168試合目、17年中日祖父江大輔の142試合目に続く歴代3番目に「遅い初勝利」をプロ入り2度目の先発登板で手にした。【為田聡史】

 

▽DeNAラミレス監督(5回2失点で初勝利を挙げた平田について)「素晴らしい投球をしてくれた。すごく良かった」