日本ハム石川亮捕手(25)が9日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、100万円ダウンの年俸1100万円(金額は推定)でサインした。

プロ7年目の今季は8試合で先発マスクを被るなど17試合に出場。先発した7月17日ロッテ戦(札幌ドーム)では2安打1打点と活躍。巧みなリードで、エース有原の今季初白星をたぐり寄せるなど勝利に貢献した。

だがシーズン後半は2軍暮らしが続き、1軍での出場機会は減少。シーズン中に打撃フォームの変更も試みたが、打率は1割4分3厘と振るわずに終わった。「試合数も少なかったですけど、その中で自分の存在感を出せなかったのはすごく悔しい限りですね」と振り返った。

年明けは例年通り、先輩の近藤らチームメートとともに鹿児島・徳之島での自主トレに参加する予定。「気候とか、環境がすごくいいので、そこから僕はスイッチをオンにしていこうかなと思います」。

来季へ「自分の色を出すという意味では僕は守備の方だと思う。本当に泥臭くてもいいので、どんな形でもいいので、自分の立ち位置を確立出来るように、来年は勝負するだけじゃないかなと思う。もう覚悟だと思います、来年は」と決意を口にした。