巨人野上亮磨投手(33)が10日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、減額制限(年俸1億円超は40%)を超える1億2000万円減の年俸3000万円でサインした。

今季は昨年のフェニックス・リーグで負った左アキレス腱(けん)断裂の影響で出遅れた。6月16日の楽天との2軍練習試合で実戦復帰したが、プロ12年目で初の1軍登板なし。イースタン・リーグでは8先発を含む18試合に登板し、0勝3敗、防御率4・98に終わった。「何もできていない。1年間ケガばっかりだったので、それを来年はいい方向にしていかないといけない。まずはフォームの見直しからしっかりやって、来年のキャンプからしっかり投げ込みたい」と意気込んだ。

今季限りで引退した岩隈とは、リハビリ中にキャッチボールの大切さについてよく話していたと言う。「ボールの質だったりを確認できるのはキャッチボールなので、そこは大切にしていきたい」と話した。

来季は起用法へのこだわりはなく「言われたところでしっかり結果を出していきたい。やっぱり、まずは投げないと始まらない。投げてしっかり勝ちたい」と決意を込めた。(金額は推定)