BC・茨城が、メキシコ代表経験のあるセザール・バルガス投手(28)と契約に合意したことが15日、分かった。

最速155キロの先発右腕。昨年3月にはメキシコ代表として侍ジャパン戦に登板。ソフトバンク上林とオリックス大城から三振を奪い、1回1安打無失点だった。

09年にヤンキースとマイナー契約を結び、16年にパドレスで大リーグデビュー。大リーグ通算7試合で0勝5敗、防御率5・03。19年からメキシコ・モンテレイに所属している。今季は新型コロナウイルス感染拡大のため、同リーグが休止したため登板がなかった。現在はメキシコのウインターリーグで4試合に先発し、2勝0敗、防御率2・84と好成績を残している。

188センチ、107キロの恵まれた体から繰り出す上手投げの本格派。チーム関係者によると、バルガスは将来的にNPBでのプレーを希望し、スカウトが視察に訪れやすいBCリーグでのプレーを選択したという。東京オリンピック(五輪)代表に選出される可能性もあり、茨城で結果を残して夢をつかむ。