楽天ドラフト2位の高田孝一投手(22=法大)が“プチ下克上”に成功した。

10日、仙台市内の楽天生命パークで新人合同自主トレがスタート。最速156キロ右腕は同トレ恒例のシャトルランで、育成を含む新人7選手中1位の129本を記録した。最後は歯を食いしばりながら食らいつき「全員に負けたくなかった。走ることはあまり好きではないですが、気合で走りました」と汗をぬぐった。

ハイレベルなライバルたちに刺激を受ける。早大から同僚となった早川、法大同期のロッテ鈴木、慶大からヤクルトの木沢、明大からDeNAの入江と東京6大学から4選手がドラフト1位でプロ入り。自身も2位と高評価を得たが「4年間ずっと戦ってきたので、少なからず意識はする。1位で4人入ったので、負けたくない」と“ドラ1”への対抗心は強い。「野球に対する姿勢は負けていない。いいものを吸収して自分の成長につなげたい」と力を込めた。