今秋ドラフト候補の左腕、東京ガス・高橋佑樹投手(23)が12日、都内のグラウンドでブルペン入りし55球を投じた。

データ分析のトラッキングシステム「ラプソード」で1球ごとに数値などを確認しながら、直球に加えカーブ、スライダー、チェンジアップなどさまざまな変化球を試した。

今年から投手リーダーも任されており「若手らしく、元気を出してやりたい。投手の力で勝てるようにしたい。ドラフトは、ちょっと意識はします。しっかり自覚を持ってやりますが、野球ができることが幸せです」と笑顔だった。

1年目の昨年は、JR東日本の補強選手として都市対抗に初出場。最速を更新する147キロをマークした。「(先発し)試合をつくれず責任を感じましたが、貴重な経験をさせていただきました。出場したことで、より一層チームで出場したいと強く思いました」と振り返る。

肩、肘の強さには自信があり、オフも毎週2~3回のブルペン入りを欠かさず投げ込みを続けていた。山口太輔監督(43)は「エースの働きをしてほしい。研究熱心な野球小僧。自立して練習できているので、成長しているのだと思う」と期待を寄せていた。