ソフトバンクが楽天4回戦を北九州市民球場で行う。2年ぶりに地方球場で公式戦を開催。昨年は新型コロナウイルスの影響で、地方開催の試合は本拠地に会場が変更された。同球場はダイエー時代から通算109試合で57勝51敗(引き分け1)。勝率は5割2分8厘と勝ち越しているが、ここ10年は5勝11敗1分け。17年7月19日の西武戦を最後に3連敗中と鬼門になっている。北九州のファンに4年ぶりの勝利を届けられるか。

 

<工藤監督が就任した15年以降の試合アラカルト>

◆15年5月19日オリックス戦(5-8で敗戦) 先発の大隣憲司が5回2/3を11安打6失点でKO。7回裏の攻撃前に黄色のジェット風船と一緒に三塁側から花火が打ち上げられ、視界不良で試合が中断する珍事件も起こった。

◆16年5月17日の日本ハム戦(2-7で敗戦) バンデンハーク(現ヤクルト)が5回7失点で敗戦投手。来日1年目の15年から続いていた連勝記録が14でストップした。無敗男が大谷(現エンゼルス)に特大2ランを許し、北九州では11年から引き分けを挟んで8連敗を喫した。

◆16年7月20日オリックス戦(2ー1で勝利) 松田宣浩のV打で北九州の連敗は8でストップ。「鷹の祭典」で青いユニホームを身にまとった。柳田悠岐にも11号ソロが飛び出した。また、この日は内川聖一(現ヤクルト)に第2子となる長男が誕生していた。

◆17年4月25日の日本ハム戦(7-5で勝利) 4番の内川が試合前練習で左手を打撲する緊急事態が発生したが、強行出場。2安打を放つなど逆転勝利を呼んだ。北九州での連勝は08年の3連勝以来9年ぶりだった。

◆17年7月19日西武戦(10-6で勝利) 両軍合計28安打が飛び出した乱打戦を制した。甲斐拓也が2打席連発を含む3安打4打点の活躍。シーソーゲームに終止符を打ったのは上林誠知の右前打だった。

◆18年7月18日西武戦(5-12で敗戦) 先発の武田翔太が当時プロ最短の2回7失点KOを食らった。この日最高気温34度を記録した北九州市で炎上。武田は2軍降格した。

◆19年5月14日西武戦(7-11で敗戦) 「ブルペンデー」で大敗。プロ先発だった椎野は3被弾で3回途中5失点だった。九州移転30周年を記念する「WE=KYUSHUデー」としての開催だったが、北九州のファンを喜ばせることはできなかった。

◆19年7月17日の日本ハム戦(0-4で敗戦) 現在チームの主軸を任されている栗原陵矢が、捕手以外でスタメン出場した最初の試合。「6番DH」で出場し、2打数無安打1四球だった。内川やデスパイネが負傷のため欠場し、明石を3番に置くなどやりくりに苦しんでいた。

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