侍ジャパンは16日、都内ホテルで東京オリンピック(五輪)内定選手発表会見を行った。

投手陣11人中、先発は6人が名を連ねたが、実質的には5枚の構想となりそうだ。1次リーグを経て行われる決勝トーナメントは敗者復活戦を含む変則的な方式。最短5連勝で金メダルを獲得できるが、トーナメントの進展次第では5勝3敗でも優勝できる。

実績、経験では田中将が圧倒し、菅野も匹敵するが、現状の力量、調子は山本がエース格だろう。森下も2年目のジンクスを感じさせず、安定した数字を残している。昨季沢村賞の大野雄は他の先発陣の状態やトーナメントの進展次第で先発する可能性もあり、第2先発なども任されることになりそうだ。青柳も先発型だが、国際大会に有効性の高い変則投法で使い所は中継ぎも含め、多様となりそうだ。

岩崎、中川は貴重な中継ぎ左腕。山崎はプレミア12では守護神を務め、昨季は不振だったが、今季はセットアッパーから巻き返し、防御率2・08と復調ぶりを示している。

抑え候補の栗林はルーキーながら開幕から22試合連続無失点をマーク。平良はさらに上を行き、開幕から33試合連続無失点で、ともに代表経験はないが、抜てきされた。