日本ハム栗山英樹監督(60)が13日、右肘靱帯(じんたい)断裂から復帰し、12日に2軍戦で中継ぎ登板した斎藤佑樹投手(33)について「本当に良かった。ここからだね」と話した。

今後は登板イニングを伸ばしていく予定で、起用法などについては「斎藤佑樹の良さを生かすところは、どこなんだという話。1軍に貢献するために、どういうふうにするのかというのを自分で探らないといけないし、周りも作っていかないといけない」と、いくつかの選択肢を念頭に置いて進めていく。

靱帯断裂が判明後、自己治癒力を利用したPRP療法などで復帰を目指した斎藤は、イースタン・リーグの12日DeNA戦(鎌ケ谷)で、昨年10月以来、269日ぶりに実戦復帰。1イニングを3者凡退に仕留めた。見守ってきた指揮官は「もがき苦しむ中で、前に進んでいく姿こそが、特に今の時代は一番必要。クソ努力して、泥まみれになっている姿で頑張るというところが第一なので」と、感慨深げに話した。