楽天早川隆久投手(22)が、2つの“初”に挑む。

27日、仙台市内の楽天生命パークで投手練習に参加。中5日で先発を予定する28日日本ハム戦(楽天生命パーク)へ向け、グラウンドのマウンドでの投球練習などで最終調整した。

現在自身2連勝中。前回登板の22日西武戦では、6回途中2失点で9勝目を挙げた。10勝目を挙げれば、両リーグのルーキーで初、さらに11年塩見、19年辛島の9勝を上回り、球団左腕初の2桁勝利となるが「特に意識はせずに、チームがいい順位にいるので、優勝に貢献できれば、というところで自分のピッチングができればと思います」と謙虚に意気込む。

日本ハムとは今季4戦で3勝1敗、防御率2・63と好相性だ。3位のチームは残り22試合で、首位ロッテに5・5ゲーム差、4位ソフトバンクに1・5ゲーム差。「後半戦がここまでプレッシャーのかかる試合だとは思ってはいませんでした。相手が1点をとったり、ボール球を1球もらうごとに盛り上がっている。1球への集中力やベンチの雰囲気が、より一層高まっている。回途中で降りずに、イニングをしっかりと終えて投げきりたいと思います」と力を込めた。