シーズン最終戦を163キロ右腕に託す。ロッテ佐々木朗希投手が、30日の最終戦(対日本ハム、ZOZOマリン)で先発する可能性が高まった。

井口監督はまず、23日の同戦に先発させることを明言。その後についても「中6日で考えてます。最後の試合がどういう位置付けになるかによって、登板させるかさせないか決めたいと思っている」と話した。

佐々木朗は前回、初めて中6日で登板した14日のオリックス戦で6回無失点と好投。チームに51年ぶりとなる優勝マジックを点灯させた。井口監督は「次回も投げて様子を見てからですけど、いけるんじゃないか。前半は投げ抹消で体をつくりながらやって、後半も予定通りしっかりとやってきてくれている」と信頼を口にした。

後半戦に入ってからの5試合はいずれも5回以上を投げ、2失点以内に抑えてきた。安定感は抜群で、リーグ制覇へ、残り6試合のうち2試合を任せることになる。ここまで挙げた3勝はいずれもビジターだった。残る2試合はともに本拠地ZOZOマリン。優勝争いが最後までもつれれば、歓喜の胴上げで本拠地のヒーローになる未来も起こり得る。