阪神2軍はロッテに2-10で勝利し、最後は8連勝でフェニックスリーグの全日程を終了した。

17試合を13勝3敗1分け、勝率8割1分3厘でソフトバンクに並んでトップの成績を残した。平田勝男2軍監督(62)は「全員が課題に取り組み、内容のある充実したものだった」とフェニックスリーグを通しての総括をした。

また前日10月31日に球団から現役引退が発表されたロッテ鳥谷敬内野手(40)については「タイガースで16年活躍した選手。メールで『ご苦労さん』と言った」とねぎらいの言葉をかけたことを明かした。

平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

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-今日でフェニックスリーグが終わった

全員が課題に取り組み、レベルアップに取り組む、非常に内容のある充実した、ファーム選手権から始まるフェニックス。非常に充実したフェニックスやったね。

-MVPを挙げるとしたら

MVPなんかないよ。こういう課題に取り組んでやってるんだから。誰だと思うんだ、じゃあ。(高寺とか?) そうそう、そういうことよ。すぐキャンプの点数は? なんてさ。それが100点やったってシーズン負けたらなんの意味もないんだよ、そういうことよ。途中からやけど高寺や遠藤や、小幡にしても成長してる。ピッチャーも打たれてええねん。浜地もチェンジアップを。だからそういうMVPとかじゃないねん。チェンジアップを今日は試して打たれて、あれをわざとあえて投げさせて。岩田(将)なんか左バッターを三振をいかにして取る、右バッターにはシンカーを今日、このフェニックスから試してるシンカーをどうやって来季に向けてするかという各選手のあれ(課題)があるからな。非常に最後は三振、左バッターには前に飛ばさせるなというところの課題を岩田なんか完璧や。岩田もこのフェニックスですごい成長したで。

-明日からの選手たちの生活は

明日からというか、クライマックス(シリーズ)だからね、選手たちは。とにかくクライマックスで1人でも多くね。板山がファーム選手権終わってから(1軍に)行ってさ、あとこんだけ(数十センチ)のところで(東京ドームの本塁打に)届かないのが板山の良いところよ。そういうラッキーボーイというか、短期決戦なんかね。島田も成長してるもん。そういったところではファームから調子を上げた選手たちがクライマックス、日本シリーズと出てくれたらうれしいわな。

-鳥谷が引退を発表した

昨日、メールで「ご苦労さん」と言った。すぐ返ってきたよ。ヒマやったんかな? 「自分磨きをします」と。ロッテで2年間良い経験をね、彼ほどの選手が。今日もロッテで鳥越(2軍監督)と話した。若手より早く来てルーティンというか、それを全く阪神の時と変わらずやってたらしい。一番ランニングもやってて、走ったりもしてたと言うからタイガースのたきと全く変わってないんだなという話をしてたけど。ま、自分磨きをしますと言ってた、返信きてた。これからよ。やっぱりタイガースで16年育って、活躍した選手なんだから。いい経験したと思うよ。

-鳥谷のような選手になってほしい選手もいる

そりゃね、ショートでね、小幡とかまだ大学生やったら3年生でしょ? 高寺とかさ、遠藤とかさ。たたきあげなあかんわ。こいつらまだまだ。