前日5安打で0封負けした阪神打線が、二塁打攻勢で「天敵」高橋優貴投手(24)から先制点を挙げた。

両チーム無得点の2回1死。10月10日ヤクルト戦(神宮)以来、28日ぶりにスタメンマスクの梅野隆太郎捕手(30)が、中堅左への二塁打で出塁。1死二塁とすると、こちらも前日スタメン落ちからこの日、プロ初の「8番右翼」で起用された佐藤輝明内野手(22)が、CS初安打となる左中間への適時二塁打を放ち、1点を先制した。

その後1番近本光司外野手(26)が右前打で2死一、三塁としたところで、巨人は高橋から2番手高木京介(32)にスイッチ。高橋は今季、阪神戦に5度先発し4勝無敗、防御率1・45の虎キラーだったが、早々にマウンドから引きずり降ろした。

さらに2番中野拓夢内野手(25)が左前適時打で2点目。ただ、直後の3回表に逆転を許し、佐藤輝は「梅野さんがチャンスを作ってくれたので、絶対に打ちたいと思っていました。良い結果になりましたが、追いかける展開になったので、次も打てるように頑張ります」と球団を通じてコメントした。