阪神が2連敗で敗退した。2年ぶりのCSファイナルステージ進出はならなかった。

2回にCS初先発の佐藤輝と中野の適時打で2点を先制したが、直後に逆転を許した。その後は巨人の継投の前に沈黙した。

失点したイニングはともに先頭打者を失策で出塁させた。4年連続で12球団ワースト失策という大きな課題が、勝負どころで露呈した。

阪神が2位で出場したCSファーストステージで2戦2敗を喫するのは10年の対巨人、13年の対広島に続いて3度目。同ステージで初戦に負けたチームが逆転進出を決めたのはセ・リーグでは過去13度で2例しかない。圧倒的不利なデータを覆すことはできなかった。

レギュラーシーズンでは優勝したヤクルトと0ゲーム差という歴史的接戦を演じたが、36年ぶり日本一を目指したポストシーズンで早々と姿を消した。

◆CSファーストステージ シーズン2位と3位が3試合制で対戦し、勝利数の多い球団がファイナルステージに進出。引き分けを除いた勝利数が同じ場合は2位球団が勝者。延長戦は行わず、同点の場合は9回打ち切りで引き分け。9回表終了時や9回裏の攻撃中に後攻のステージ勝ち上がりが確定した場合、その時点で終了する。