日本ハムから戦力外通告を受けた村田透投手(36)が、現役続行に向け、トライアウトに参加する意向を示した。「声を掛けていただけるように、今はトライアウトでアピールできるように準備しています」と話した。

現在は、主に日本ハムの2軍施設の鎌ケ谷スタジアムで自主トレに励む。球団スタッフやチームメートに手助けしてもらいながら、ブルペン投球も継続。「肩、肘も問題ないですし、体はここ数年で一番いいくらい元気です」と話した。

今季は開幕1軍入りし、8試合の登板で0勝0敗、防御率9・31だった。17年の日本ハム移籍後、最少の登板に終わったが、過去4年間は先発、中継ぎで起用され、18年に6勝を挙げるなど、安定した投球を披露した。

ハングリー精神の持ち主で、10年に巨人を退団後、11年から6年間、米国でプレー。15年には大リーグのインディアンスでメジャー初登板初先発した。落ち着いたマウンドさばきと手元でボールを動かしながら抑え込む投球術は健在。現役への強い思いを胸に、トレーニングを続ける。