日本ハム杉浦稔大投手(29)が8日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸の2倍近くとなる7000万円でサインした。

今季は先発から抑えに配置転換。慣れないポジションながら、リーグ3位の28セーブを挙げた。しかし要所で痛打を浴び、リードを守り切れない場面もあった。「抑えで1年間投げたところは評価していただきましたが、失敗もあったので、その部分ではまだできるよね、という話を球団としました」と振り返った。

来季は新庄BIGBOSS新体制のもとで巻き返しを図る。北海道出身の杉浦は「北海道にファイターズを定着させたスターという印象。その方がビッグボスになって帰ってくるのは、まさかという印象ですけど、今までにない発見があるのかなという楽しみがある」と、新監督のもとでプレーするのを待ち望んだ。

背番号もこれまでの「57」から「22」に変更になる。「若い番号に変わるのは、期待されているということだと思いますし、他球団でも名だたるクローザーがつけている番号なので、ファイターズの22番は杉浦だと思ってもらえるような活躍をしたい」と誓った。

目標を色紙に記したが「危うく57とサインするところでした。初めて22と書きました」と苦笑いする場面も。「来季も抑えかは分からない。まだ(ビッグボスと)話していないので、言われるまでは抑えの心づもりで準備します」と話した。(金額は推定)