西武栗山巧外野手(38)が同期入団、西武一筋20年の同士ならではのエールを送った。

19日、埼玉・所沢市内の球団施設でトークショーに出演。ファンからの質問に「次に2000本打つと思うのは?」と問われ、「おかわりでしょう。絶対触発されているでしょ」。中村剛也内野手(38)は高卒から01年のドラフトで入団した同期になる。

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自身が念願の2000安打を放った時には、中村から花束を受け取った。そのシーンは記念グッズにもなった。栗山は「僕のグッズなのにおかわりが入っている!?」と白い歯を見せながら“愚痴”って、中村が2000安打達成できたあかつきには、逆にコラボを希望。「背番号1をおかわりより大きくいったろうかな」と笑い、「ものすごい面白いやついきたいですよね」とも思い描いた。

中村は現在、通算1644安打で、2000本までは残りは356本だ。2000安打の道は険しいと身をもって知るだけに、背番号1は「まだ越えないといけない山があるでしょう」と言う。また若手も台頭し、レギュラー争いも熾烈(しれつ)なだけに「僕が彼の壁になれるように。刺激し合って、高め合えるような存在にお互いがなれるように」。その上で「もう心の底から楽しみにしています」とエールを送った。

ちなみに過去にドラフト同期入団選手の2人がそろって2000安打を達成したのは2組。68年阪急入団の福本豊と加藤秀司、94年ヤクルト入団の宮本慎也と稲葉篤紀。しかし、加藤と稲葉は移籍先での快挙となり、2人で1球団だけを貫いての達成となれば、初のケースとなる。