阪神藤浪晋太郎投手(27)は2年連続となる「キャンプ投手MVP」にも冷静だった。
今キャンプは実戦4試合に登板し、計10回を2失点。矢野監督から「ずっと安定して良かったのは晋太郎」と褒めたたえられた直後、「評価していただいたことはありがたいですが、これからなので。素直に喜んで、気を引き締めてやっていきたい」と落ち着いて言葉を並べた。
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1月の合同自主トレで巨人菅野から軸足の使い方を教わり、安定感が増している。2月27日にはヤクルトとのオープン戦で2回を2奪三振1安打無四球で無失点。「非常に有意義な時間を過ごせた。いいキャンプ、いい調整ができた。バランス良く投げられたことがいいですし、結果としてアピールもできた」。ドラフト3位桐敷らとの開幕ローテ6番手争いで大きく優位に立っている。
強い直球を取り戻し、積極的にカーブを投じるなど緩急が進化。課題の制球面も改善され、矢野監督の評価はうなぎ上りだ。「今年のキャンプは下をどう使うかを意識しながら、連動して最後にボールを放せている。力感はそんなにないけど、静かな感じの中から躍動感が出てきた。それがずっと安定している。かなりいいんじゃないかな」。勝負の3月。開幕ローテ入りに当確ランプがともる日は、確実に近づいている。
それでも本人は浮かれない。キャンプの自己採点を「80、90点」とした上で「試合ではまだ課題がある。変化球の精度だったり、まだ物足りない」とさらなる向上に目を向けた。「先発として長いイニングを投げて、今日の(1日主将)岩崎さんも言っていましたが、シーズンが終わった時に『100点です』と言えるようなシーズンにしたい」。完全復活へ、スキは見せない。【佐井陽介】
▽阪神金村投手コーチ(藤浪がキャンプ投手MVP) 「あいつの努力は常に目を見張るものがある。今年はブルペンでやったことが実戦にも出てきている。素晴らしかったと思います」



