巨人新外国人のマット・シューメーカー投手(35)が、6回2失点(自責1)と粘投も、本拠地初白星には結び付かなかった。「全体的に粘ることが出来ました。次回までに微調整していきたいです」と来日4戦目の登板を振り返った。

2点リードの4回、先頭近本に四球を与えると、中野の内野安打で無死一、三塁のピンチ。佐藤輝への初球、中野の二盗を阻止しようとした大城の送球が悪送球となり、ボールが転々としている間に三塁走者の本塁生還を許した。

それでも無死二塁から佐藤輝、大山、糸井の阪神クリーンアップを3者連続三振。最少失点で食い止めた。

6回には、2死一塁から一塁走者中野に二盗を許して得点圏に走者を置き、佐藤輝に左前へ同点適時打を浴びた。

桑田投手チーフコーチは「ストレートが少し高めにうわずっていただけで変化球は低めに集めて打ち取っていたので、さすがの投球だと思って見ていました」と評価。3盗塁を許したことについては「捕手は一生懸命クイックのサインを出していたが、打者と走者に集中していたか、サインを見逃してしまった。彼はクイックもできるので、サインを見逃さなければ盗塁も阻止できると思う」と説明した。

チームはシューメーカーの後を受けたリリーフが荒れ、終盤に8失点を献上し、最下位阪神に連敗となった。

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